• 音楽理論、コード&スケールの覚え方、テクニック向上のための練習法、アドリブの弾き方、音楽用語の英語表現

About

私のギター/音楽人生

私がギターに初めて出会ったのは中学3年生(14歳)のときでした。当時高校生だった兄がバンドでベースを弾いていたのですが、ギターも持っていたので、それを借りて弾いてみたのが始まりです。ただ、ちょうど高校受験が迫っていた時期だったので、あまり練習することはできず、お遊び程度でした。高校に入ってすぐに病気をしてしまったため、自分のギターを手にしてちゃんと練習を始めたのは高校1年生の夏、確か8月15日だったと思います。

ギターは独学でのスタートでした。ヤングギター(月刊誌)や、Paul GilbertとMichael Angeloの教則ビデオを買い、必死に練習したのを覚えています。当時は速弾き系ギタリストやスラッシュメタルを好んで聴いていたので、ギターで弾くのもその系統の音楽でした。先の2人のギタリストに加え、Yngwie Malmsteen、Jason Becker、Marty Friedman、Steve Vaiなどが当時のギターヒーローでした。(今でも好きです)

高校時代、Steve VaiやDream Theaterのメンバーのインタビューを通して米国のバークリー音楽大学の存在を知り、興味を持ちましたが、当時、私の家ではギターの道に進むことに強く反対されていましたので、いきなり渡米してバークリー音楽大学に入学するのはとても無理な状況でした。それでも説得の末に「日本国内の大学に入って、ちゃんと卒業すれば、その後はギターやってみるのもいいだろう」という話にまで持ち込むことができたので、どうにか気持ちを奮い立たせ勉強をして、千葉大学工学部に進学しました。

大学では軽音楽部に入りましたが、工学部なので実験&レポートに追われ、なかなか集中してギターの練習をすることができず、ストレスMAX&鬱状態に陥りました。軽音楽部での活動に関しても、一部の部員との人間関係が煩わしくなり、途中で退部してしまいました。ちなみに、軽音楽部では、MegadethやAnnihilatorのコピーバンドをやっていました。

大学卒業の年になると、速弾き系ギタリストやスラッシュメタル系のバンドのコピーをする一方、ロック、オールディーズ、アメリカのルーツ系音楽にどんどん傾倒していきました。よく聴いていたのは、The Beatles、Bob Dylan、Elvis Presleyなどです。

が、それ以上に、米国のカントリーミュージックに夢中になりました。George Strait、Randy Travis、Dwight Yoakam、Garth Brooks、Alan Jackson、Keith Whitley、Hank Williams Sr.、Lefty Frizzell、George Jones、Merle Haggardといった歌手です。カントリーミュージックに関しては、ギターの演奏ではなく、「歌声」に惹かれました。カントリー歌手は歌声が独特で、とにかく耳に心地よい。特有の発声(※Twangと呼ばれる)、節回し、郷愁を帯びたヴォーカルが圧倒的で、とても感動しました。

カントリーミュージックとの出会いは、音楽人生でもっとも大きな転換期だったと思います。カントリーミュージックの聖地は米国テネシー州ナッシュビル(The Music City of the USA)です。ナッシュビルへの憧れが強くなり、渡米することを真剣に考え始めました。